メリット・デメリット

歯並びは見た目の改善や、歯磨きがしやすくなることで虫歯を予防できるなどのメリットがあります。しかし、保険が適用されないため治療費が高いなどのデメリットもありますので、こちらでは矯正の種類によっても異なるメリット・デメリットについて詳しく解説します。

矯正歯科のメリットとデメリット

メリット

見た目の改善は、矯正歯科において患者さんに最も喜ばれるメリットです。また、歯並びが整うことで笑顔に自信が持てるようになったり、歯の磨き残しがなくなり虫歯や歯周病のリスクを軽減できることもメリットといえるでしょう。
その他には、噛み合わせが良くなることで、物がしっかりと噛める、話がしやすいということもあげられます。

デメリット

歯並びの矯正は、見た目の改善と判断されるため保険が適用されず全額実費の治療費ということがデメリットにあげられます。また、重度の症状の場合は、2年~3年ほどの治療が長期化することや、歯が動くことで締め付けられるような痛みを感じる場合があります。
重度の症状の場合は、健康な歯を抜かなければいけないこともあるのです。

【矯正の種類別】メリットとデメリット

マウスピース型矯正装置
クリアコレクト
ブラケット矯正 小児矯正
(プレオルソ/マイオプレス/拡大床)
適応可能な症例
軽度~重度

全症例

あごが成長中のお子さんのみ
治療中の審美性
透明のマウスピース型矯正装置を装着

歯の表面に矯正器具を装着するため矯正していることが目立つ

昼間のマウスピース型矯正装置を装着する時間が短く、通園・通学時にほとんど支障がない
治療期間
4ヵ月~3年

4ヵ月~3年

6ヵ月~1年
拡大床は7歳~12歳頃まで
痛み
ほとんどない

調整直後は痛みを感じる場合がある
口元をぶつけると金属製の矯正器具が当たって痛い

ほとんどない
虫歯のリスク
歯を磨くときにマウスピース型矯正装置を取り外せるため磨き残しが少ない

矯正器具を装着しているため、歯が磨きにくく磨き残しをしやすい

歯を磨くときは、矯正器具を取り外せるため磨き残しが少ない
治療費
マウスピース型矯正装置の中でもコストを抑えて治療ができるクリアコレクトを採用

保険が適用されないため治療費はすべて実費

保険が適用されない治療であるものの、将来の矯正費用を抑えられる。また、成長や健康を考慮するとコストパフォーマンスが良い治療

マウスピース型矯正装置『クリアコレクト』のメリットとデメリット

メリット

クリアコレクトの最大のメリットは、矯正をしていることが目立たずに治療ができることです。また、他のマウスピース型矯正に比べて費用を抑えられることや、歯を動かす力が強いので矯正期間が短いこともメリットにあげられます。
マウスピース型矯正装置をいつでも取り外せるので、食事や歯磨きがいつも通りできることもクリアコレクトのメリットといえるでしょう。

デメリット

かなり深刻な症状など一部の症例は、適応できない場合があり、歯科医師の技術力や経験によって治療の結果に大きな差が生じてしまうことがクリアコレクトのデメリットにあげられます。

ブラケット矯正のメリットとデメリット

メリット

数ある矯正方法の中でも最も歴史が長く症例数が多いブラケット矯正は、軽度から超重度の症状まで対応可能な矯正歯科であることがメリットといえるでしょう。
また、マウスピース型矯正装置や裏側矯正などと比べると、最も費用を抑えて矯正治療ができる術式です。

※なお、当院の場合はクリアコレクトを採用しているためブラケット矯正よりもマウスピース型矯正装置の方が費用を抑えて矯正治療を行うことができます。

デメリット

歯の表面に装着する矯正器具が目立ちやすいことが、ブラケット矯正のデメリットといえるでしょう。また、口元をぶつけると金属製の硬い矯正器具が当たってケガをする恐れもあるため、スポーツ選手やコントロールが難しい年齢のお子さんには向かない治療方法です。

小児矯正のメリットとデメリット

メリット

あごの成長期に合わせて治療をするため、将来抜歯をせずにきれいな歯並びを実現できる可能性が高まります。また、歯並びは身長やお顔の形などにも大きく影響するので、お子さんの成長を最大限活かすことができる治療でもあるのです。
更には、歯並びが整っていると歯磨きがしやすく虫歯や歯周病のリスクの軽減や、舌を置く位置の矯正もできるため、会話や呼吸がしやすくなることも小児矯正のメリットといえるでしょう。

デメリット

小児矯正を受けるお子さんは、自分で管理をすることが難しい年代のため、治療を成功させるにあたってはご両親の協力が欠かせません。また、小児矯正を終えてもマウスピース型矯正装置やブラケット矯正などで、永久歯の矯正治療を行わなければいけないことから、治療期間が長いことや治療費の負担が大きいことが小児矯正のデメリットといえるでしょう。

お問い合わせはお気軽に

豊富な知識と経験を活かし、困っているあなたの歯並びを解決します。